大坂の陣で家康と幸村が本陣を置いた茶臼山のアクセスと感想
大阪の茶臼山(ちゃうすやま)は、大坂冬の陣で徳川家康が本陣を置き、翌年の大坂夏の陣では真田信繁(幸村)が本陣を置いた場所です。
茶臼山は、5世紀頃にこの地を治めていた豪族の古墳で、戦国時代の天文十五年(1546)年には、細川晴元の家臣・山中又三郎が古墳の後円部に大塚城を築城したりしました。
また明治には住友家の屋敷が建てられたりもしました。
なぜ古墳がこれだけ歴史の中で、城や陣が置かれた要地なのかというと、実際に行ってみるとわかるのですが、周辺を見渡せる高台になっているからだと思いました。
現地は木々に覆われているので今では周辺を見渡すことはできないのですが、登ってみると高台にある事がわかります。
大阪の茶臼山へのアクセスですが、電車で行く場合、最寄りの駅がいくつかあります。
例えば、大阪市営地下鉄・堺筋線(さかいすじせん)の恵美須町駅、谷町線・天王寺駅など。
駅から少し歩きますが、これらの駅が近いのでオススメです。
茶臼山の住所
大阪府大阪市天王寺区茶臼山町1?108
車で訪れる場合は、周辺に有料駐車場があるので利用すると便利です。
それでは早速、茶臼山古墳に登ってみます!
まずは入口の石碑から。
こうして石碑が建っているとわかりやすくて助かりますね。
途中にあった大坂の陣の看板。
真田幸村(信繁)が茶臼山に陣を置いてるので、夏の陣ですね。
幕府軍15万VS豊臣軍5万。
兵力の差は歴然です。
そして頂上…
あら?
何も無い?
茶臼山古墳の頂上は、石碑や案内看板も無く、ただ人工的な削平地のみです。
でもこの削平地に、徳川家康や真田幸村がいたと思うと、これも貴重な現場です。
茶臼山古墳の後方には、大きな池があります。
実はこれ、古墳の周辺のある堀の役割を果たしていた池をいわれています。
というと、古墳の頃(5世紀)に作られたものですね。
私の茶臼山の感想ですが、ここは公園として整備されていますが、足元は運動靴などでシッカリ固めてから訪れると良いと思いました。
なぜかというと、全てアスファルト舗装ではないし、古墳の頂上に登れますが、土の山なので、靴選びは大事です。
それともうひとつ。
茶臼山は周辺の観光地とセットにして訪れると、満足度が倍増します。
茶臼山周辺には、
これらの観光ポイントが歩いて行ける範囲内にあるので、まとめて巡るのも良いですね。
大阪城とセットにすると、時間配分がキツくなり、駆け足になってしまうかもしれないので、できれば泊まりでゆっくり散策してみるのがオススメです。